ついたて将棋をはじめよう!

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ついたて将棋のあれこれを紹介するブログ

【1-1】ついたて将棋って何?

はじめまして。皆さんは【ついたて将棋】をご存知ですか?

普段、将棋を指している方なら聞いたことがあるかもしれません。

簡単に言うと「相手の駒が見えない将棋」です。

 ……相手の駒が見えない!?

 ……それじゃあ適当に駒を進める運だけのゲーム??

いいえ、違います。ついたて将棋は、本将棋(普通の将棋)にはない独特な戦法に心理要素も加わった、非常に戦略的なゲームです。しかも、本将棋が上手くなくても強くなれます。ちょっと興味が湧いてきましたか?

 

さて、ここでついたて将棋の基本的なルールを紹介します。

  1. お互いに相手の駒が一切見えない状態で対局を開始する。
  2. 王手がかかった場合は双方に通知される。
  3. 本将棋で指せない手は反則となり、指し直しになる。
  4. 反則が起きた場合、起きたという事実のみが双方に通知される。
  5. 一定回数の反則をすると「反則負け」となる。

 (千日手は反則や引き分けにならない)

 

このルールで最も独特な要素は「反則」です。どういった場合に反則になるのか例を見てみましょう。

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上図は先手が初手▲7六歩と指した局面です。新鮮な盤面ですね。この後、後手が2手目を指すのですが、当然何を指したかは分かりません。ここで、

 『相手も△3四歩と角道を開けてきたのでは?』

と予想を立てました。角交換を狙って3手目▲2二角成と指してみましょう。

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残念、▲2二角成は反則となりました。相手は2手目で角道を開けていなかったようです。この場合はもう一度先手が3手目を指し直しとなります。

このように、自分の盤面上は可能だけれど見えない相手の駒のせいで指せない手は全て反則となります。大駒で相手の駒を飛び越えようとする反則の他、相手の駒の上に自分の駒を打つ手、王手を回避していない手、打ち歩詰めになる手などが反則手にあたります。

反則負けになる回数は自由に設定できますが、9回までがセーフで10回目に反則負けとなるルールが設定されることが多いです。

 

これだけ聞いても、どのように対局を進めていけばいいのか分かりませんね。これからこのブログでは少しずつ考え方や戦法を紹介していこうと思います。

習うより慣れろだ!という方は是非ついたて将棋を指してみてください。棚瀬寧さん(Twitter)開発のアプリ【将棋クエスト】で、気軽にインターネット対戦を楽しむことができます!今すぐダウンロードして、Let's ついたて将棋!

 

【次記事】反則から相手の動きを読もう