【1-8】までで相手の王様を追い詰める準備は完了しました。相手の8三が空いていることを予想しているので、▲8三金打と指してみます。相手が△9二玉なら詰みの可能性までありますが、どうでしょうか…？棋譜を再生してみてください。場面ごとの簡単な解説はコメ…

【1-7】では王手をかけた後、反則数から『相手が△8二玉だったのではないか？』と予測を立てました。さらに相手の陣形を予測するため、相手の2回の反則内容を考えていきます。 まずは相手が△8二玉だったと仮定します。一番相手が起こしそうな反則は何でしょう…

【1-6】では、一度攻めを成功させた後にどのように展開すればよいのか、例をいくつか見てきました。ここから相手玉を追い詰めて決着をつけるため、相手玉の位置を予測します。非常にシビアな推理が必要になってくる局面ですが、ここがついたて将棋の面白さと…

【1-5】では簡単な攻め始めについて解説しましたが、一旦攻めが成功したあとはどのように立ち回ればいいのでしょうか。一口に攻めると言ってもその手法は様々ですので、この記事ではいくつか攻め方の例を紹介していきます。 前回の記事で取り上げた、中飛車…

【1-4】までで、ゲームのイメージは掴んでいただけたでしょうか？『記事を読んだだけではよく分からない』という場合は、実戦で感覚を掴むのもいいかと思います。 さて、ここからは実際の攻め方を見てみましょう。 前回の記事にあったように『歩のあるマスに…

ついたて将棋には、本将棋と同じように考えると上手くいかないことがあります。本将棋で有名な矢倉を例にして見てみましょう。 本将棋では、上図から後手が△8六歩と攻めても失敗に終わるため、このままなら守りが崩されることはありません。しかし、ついたて…

【1-2】までの内容で、反則という独特のルールについて理解してもらえたでしょうか？ここからは、実際にどのように対局を進めれば良いのかについて、まとめていきたいと思います。 本将棋では相手の駒が見えますので、お互いの攻め方・守り方に合わせて自分…

【1-1】では「反則」がついたて将棋の独特なルールであることを紹介しました。反則は積み重ねれば負けに直結しますが、反則から相手の動きを予想することができるのです。 上図は初手▲9六歩△？？？▲9七角と進んだ図です。ここで4手目に相手が反則をしてきま…

はじめまして。皆さんは【ついたて将棋】をご存知ですか？ 普段、将棋を指している方なら聞いたことがあるかもしれません。 簡単に言うと「相手の駒が見えない将棋」です。 ……相手の駒が見えない!? ……それじゃあ適当に駒を進める運だけのゲーム?? いいえ、違…